@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011790, author = {岡田, 正康 and 若井, 俊文 and 金子, 和弘 and 坂本, 武也 and 白井, 良夫 and 畠山, 勝義}, issue = {3}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Mar}, note = {今回,著者らは慢性腎不全患者における術後methicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA)腹腔内膿瘍に対してlinezohd (ZYVOX^[〇!R])が著効した1例を経験した.慢性腎不全患者における術後感染症に対する抗菌薬の選択を考える上で示唆に富む症例と考えられたので報告する.症例は53歳,男性.慢性腎不全のため透析療法施行中であり,十二指腸乳頭部癌の診断で,幽門輪温存膵頭十二指腸切除術が施行された.術後10病日に胆管空腸吻合部の縫合不全による胆汁漏を認めた.19病日に38.7℃の発熱と腹痛があり,腹部CT検査では挙上空腸前面に腹腔内膿瘍を認めたため,経皮的膿瘍ドレナージを施行した.細菌培養検査でMRSA (3+)が検出されたため,linezolid投与(600mg×2回/日)を開始した.投与後,臨床症状は改善し,腹部CT検査で膿瘍は消失した.腹腔内留置ドレーンからの培養検査でもMRSAは陰性化した.Linezolidは透析療法施行中の患者に対しても通常量投与が可能であり,腎不全患者におけるMRSA感染症に対し考慮されるべき抗菌薬の1つである.}, pages = {153--156}, title = {慢性腎不全患者に発症した術後MRSA腹腔内膿瘍に対しlinezolid (ZYVOX^[○!R])が著効した1例}, volume = {121}, year = {2007} }