@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011564, author = {竹久保, 賢 and 上原, 彰史 and 中山, 健司 and 大関, 一}, issue = {8}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Aug}, note = {70歳以上高齢大動脈弁狭窄症に対するステントレス生体弁を用いた大動脈弁置換術の術後早期および中期遠隔成績について検討した.2001年1月から2005年10月までに当院で大動脈弁狭窄症に対してステントレス生体弁を用いた弁置換術を施行した10例を対象とした.男性3例,女性7例で年齢の平均は75.9±2.9歳,術前カテーテルでの左室一大動脈弁最大圧較差の平均は85.3±20.3mmHg,左室駆出率の平均は49.3±9.6%,大動脈弁口面積の平均は0.5±0.1cm^2であった.手術は単独大動脈弁置換術を8例に,合併手術として1例に冠動脈バイパス術,1例に僧帽弁置換術および三尖弁輪形成術を施行した.手術死亡は無く,早期合併症として心房細動4例,房室ブロック1例を認めた.術後早期のカテーテル検査での左室一大動脈弁最大圧較差の平均は10.5±13.7mmHg,左室駆出率の平均は57.6±6.5%と術前に比して有意な改善を認めた.遠隔死亡は術後32ヶ月での脳出血による1例で,3年累積生存率は85.7%であった.遠隔期合併症として感染性心内膜炎1例,房室ブロック1例を認めた.術後遠隔期の心エコー検査では大動脈弁圧較差の平均は30.2±7.4mmHg,左室駆出率の平均は69.2±5.8%で,弁周囲逆流,弁機能不全を認めなかった.以上から,術後成績は良好で体格の小さい狭小弁輪を有する可能性の高い高齢者大動脈弁狭窄症症例に対してステントレス生体弁を用いる利点は大きいと考えられた.}, pages = {466--471}, title = {高齢者大動脈弁狭窄症に対するステントレス生体弁による大動脈弁置換術の早期および中期遠隔成績}, volume = {121}, year = {2007} }