@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011559, author = {高橋, 均}, issue = {8}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Aug}, note = {認知症において,アルツハイマー病はもっとも頻度の高い疾患である.今日,その病態,治療に関する研究は,本邦においても,国家的規模で進行している.「脳(こころ)の21世紀」において,医学的観点からみると,本症の制圧,撲滅がもっとも高い優先権を有する研究課題といえるかもしれない.しかし,一方で,非アルツハイマー型変性認知症の重要性も指摘されてきている.アルツハイマー病に次ぐ認知症はどのような疾患か.それはもっとも頻度の高い神経変性疾患のひとつ,すなわちレビー小体(α-シヌクレインの神経細胞胞体および突起内沈着)の出現を特徴とするパーキンソン病と強くリンクするものである.また,いまだその疾患概念の確立にまでは至っていないが,認知症を示した,あるいは認知症の明らかでない多くの高齢者の脳の検索から浮かび上がってきた新たな病態の存在も知られるようになった.それは,今日,高齢者に発症する認知症のかなりの部分を占めるのではないか,と推測されている.それは側頭葉内側部を中心に,そのニューロピルにリン酸化タウの沈着する疾患である.}, pages = {437--441}, title = {2 認知症の病理 : ふたつの非アルツハイマー型変性認知症について(シンポジウム 認知症のすべて, 第622回新潟医学会)}, volume = {121}, year = {2007} }