@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011525, author = {山口, 雅幸}, issue = {9}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Sep}, note = {【目的】子宮内膜症は生殖年齢女性の約6-10%に認められる,比較的頻度の高い疾患であり,遺伝的要因の関与が推察されている.そこで,子宮内膜症発症に関与する疾患感受性遺伝子領域を全ゲノム領域から同定することを目的に以下の解析を行った.【方法】患者群は腹腔鏡あるいは開腹術下でr-AFS分類(revised American fertility society)III期,IV期の子宮内膜症症例,または画像診断にて卵巣子宮内膜症性嚢胞を認める臨床的子宮内膜症症例の計600例,対照群は,手術所見で子宮内膜症病変を認めなかった症例,および月経困難症状および不妊治療歴のない2回経産以上の健常婦人の計600例とした.全ゲノム領域を約100kb間隔に網羅した27039個のマイクロサテラテイトマーカーを用い,600人を3つの集団に分割し,それぞれ200検体のDNAを等量混合したPooled DNAを鋳型としてPCR反応によるタイピングを行い,患者・対照相関解析を行った.有意水準はp<0.05とした.【成績】1次スクリーニングでは27039マーカーのうち1394マーカー(5.2%)が有意差を示し,さらに2次スクリーニングでは1394マーカーのうち360マーカー(25。8%)が,さらに3次スクリーニングでは360マーカーのうち83マーカー(23.1%)が有意差を示した.限定された83マーカーにて,600人それぞれの個人DNAを用いたIndividual Genotypingを行ったところ,32マーカーで有意差が確認され,さらにマーカーの順位付けによる信頼性の検討を行った結果,9マーカー(10p14,9q21.31,6p21.32,10q11.21,9p21.3,4q28.1,5q23.1,10q21.1,4p15.2)を有力候補として選出した.【結論】マイクロサテライトマーカーを用いたゲノムワイド相関解析により,子宮内膜症感受性遺伝子領域が9領域に限定された.}, pages = {489--494}, title = {マイクロサテライトマーカーを用いたゲノムワイド相関解析による子宮内膜症感受性遺伝子領域の検索}, volume = {121}, year = {2007} }