@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011204, author = {柿沼, 健一}, issue = {6}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jun}, note = {積極的な脳卒中診療体制を構築し,全体として円滑に機能していると考えられる新潟労災病院における脳卒中診療の現状について以下の視点から報告した.1)救急救命士との直接交信(ホットライン),救急隊が携帯する脳卒中カード,定例症例検討会,救急救命士の院内研修,懇親会などを通じて,「顔のみえる関係」の構築による,救急連携の強化,2)年間1000例以上を行う完全24時間体制のstroke MRIによる迅速で正確な分析とすみやかな治療開始,3)常時脳卒中患者を応需できる病床管理と,後遺症を有する患者を含めた退院調整,4)退院時には41.1%の患者を地元診療所に紹介する病診連携などからなる,当院独自の地域との脳卒中networkを提示した.さらに5)今後の課題として,治療の効率化のための患者のより一層の集約化,入院治療では,導入が決定している新規脳血管撮影装置に加えMRIの3Tへの更新,他科との共同作業による合併症対策の強化,地域連携パスの運用,後遺症を残した患者の慢性期のcareを挙げた.加えて全体の治療成績も徐々に向上しており,発症12時間以内に治療が開始された脳卒中全入院患者について,2003年4月から2006年3月までの3年間では(年平均417例),退院時のmRS(0-2)が251例(60.2%)に達したことも報告した.}, pages = {304--306}, title = {5 上越地区(新潟労災病院)における脳卒中診療の現状と課題(第633回新潟医学会,脳血管障害:地域診療ネットワーク確立をめざして)}, volume = {122}, year = {2008} }