@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011130, author = {三島, 健人}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {血管内皮細胞増殖因子(VEGF-A)は血管の再生において重要な役割をすることが示されているが, splicingによるいくつかのvariantの存在が知られている. また, アンタゴニストとして働くvariantの存在も最近示されている. しかし, これらを分離して検出する抗体が存在しないことから, 今回real-time PCRを用いた定量性のある検出系を開発した. 一方, 閉塞性動脈硬化症の治療にはプロスタグランディンE1製剤が頻用されるが, 血管拡張作用, 血小板凝集抑制作用は良く理解されているものの, 動脈硬化性病変の主役を演じる血管平滑筋細胞に対する影響は十分に知られていない. プロスタグランディンE1とリポ化プロスタグランディンE1製剤およびそのdrug delivery systemであるlipid microsphereの血管平滑筋細胞に対する効果を検討するために, 今回開発した機能性VEGF-AmRNA splice variant (VEGF-A120, VEGF-A164, VEGF-A188)および抑制性splice variant (VEGF-A164b)の定量法を用いた. ラット血管平滑筋細胞培養系において血清刺激とプロスタグランディン製剤を合わせて投与することにより, 有意な機能性VEGF-A164の増加を認めた. VEGF-A164bは, 血清刺激とPGE1, lipid microsphereを添加した群で有意に卜昇したが, lipoPGE1では有意な上昇を認めなかった. このような反応性の差は, リポ化による効果の可能性がある. 機能性および抑制性のVEGF-A splice variantを合わせて解析することにより, 血管再生におけるVEGF-Aの反応性がより良く理解できる可能性が示された.}, pages = {363--371}, title = {プロスタグランディンE1製剤による血管平滑筋細胞培養系におけるVEGF-A splice variantの発現パターン変化 : Real-time PCRを用いたラットVEGF-A splice variantの定量化}, volume = {122}, year = {2008} }