@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011087, author = {丸山, 智宏 and 若井, 俊文 and 金子, 和弘 and 大橋, 優智 and 島田, 能史 and 白井, 良夫 and 畠山, 勝義}, issue = {8}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Aug}, note = {症例は45歳男性. 健診の腹部エコーで左上腹部腫瘤を指摘され, 近医を受診し, 膵尾部腫瘍の診断で当科紹介入院となった. CT, MRI検査で膵solid-pseudopapillary tumor(以下, SPT)の診断で, 脾合併膵体尾部切除術を施行した. 腫瘍割面は自色調の充実性部分と嚢胞性部分を認め, 嚢胞性部分には出血壊死を認めた. 組織学的には充実性部分と血管を軸とした偽乳頭構造で構成されており, SPTに合致する所見であった. 周囲脂肪組織への浸潤を認め, 組織学的にはmalignant potentialを有する腫瘍と考えられた. 免疫組織化学検査ではCD10, CD56, NSE, Vimentin, α1-antitrypsin, Chromogranin Aが陽性であり, 多方向に分化を示す腫瘍と考えられた. 膵SPTは若年女性に好発することが知られているが, 近年男性例の報告も散見される. 膵嚢胞性腫瘍の鑑別診断の際には本疾患は男性にも発症しうることを念頭に置くべきである. 本疾患は術後再発や原病死がまれなことから低悪性度腫瘍の位置づげであり, 治療の原則は外科切除である.}, pages = {453--457}, title = {膵Solid-pseudopapillary Tumorの1成人男性例}, volume = {122}, year = {2008} }