@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010888, author = {酒井, 康弘}, issue = {12}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {目的 : 自身が保有する網膜神経節細胞蛍光発光トランスジェニックマウス (以下, Thy-1-EGFP トランスジェニックマウス)を用いて, 生体下でより鮮明な眼底画像を撮影し, 網膜神経節細胞数を正確に計測できる方法並びに撮影条件を検討する. 方法 : 屈折度数の異なる前置レンズを設置した蛍光眼底カメラを開発してThy-1-EGFP トランスジェニックマウスの眼底を撮影し, 画像の蛍光輝度, 視界面積, 網膜神経節細胞数の評価を行なった. 次に網膜伸展標本を作製し, 蛍光眼底カメラの撮影画像との計測網膜神経節細胞数の比較を行なった. さらにThy-1-EGFP トランスジェニックマウスで虚血再灌流モデルを作製し, 一過性網膜虚血前後の眼底を麻酔下に蛍光眼底カメラを用いて経時的に撮影した. 結果 : 前置レンズを設置した蛍光眼底カメラによる眼底撮影では, 個々の網膜神経節細胞を識別可能な鮮明な眼底画像が得られた. 画像から同定計数した網膜神経節細胞数は, 網膜伸展標本で計数される細胞数に比して少なく, 蛍光眼底カメラによる眼底損影では周辺部の歪みで焦点が甘くなるという課題が残った. 一過性網膜虚血前後の蛍光眼底カメラによる経時的な眼底撮影画像では, 画角全体に渡る鮮明な画像を得ることは困難であったが, 虚血後に網膜神経節細胞数が減少する傾向が捉えられた. 結論 : 蛍光眼底カメラによる眼底撮影で個々の網膜神経節細胞を鮮明に描出するマウス眼底画像が得られた. この撮影法を用いて生体下で長期間に渡って網膜神経節細胞を観察, 計測することは, マウスを用いた緑内障モデルや網膜神経保護の研究に有用な方法となりうる.}, pages = {669--678}, title = {実験小動物マウスの眼底撮影法の開発とその評価}, volume = {122}, year = {2008} }