@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010868, author = {大橋, 伯}, issue = {1}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jan}, note = {【目的】てんかん外科治療を行った乳幼児難治性てんかん児に対し, エアハート発達学的視覚評価 (EDVA) をはじめとする視覚認知機能検査が認知機能の評価方法として有用であるかを検討した. 【方法】重度発達遅滞を伴う難治性てんかん児に対し外科治療を行った月齢3ヵ月から36ヵ月の乳幼児8例 (男児4例, 女児4例) を対象とした. エアハート発達学的視覚評価(EDVA), 光点減刺激による追視反応および縞模様による視力評価 (PL法 : Preferential Looking法), 視運動性眼振 (OKN法 : Optokinetic nystagmus) による視力評価, 物体の移動の認知と視力評価 ; STYCAR法 (Sheridan's Test for Young Children and Retarded) を一連の検査として外科治療の術前および術後1ヵ月時に施行した. それぞれの結果と既存の発達評価法による発達年齢とを比較した.【結果】全例でEDVA, 光点減刺激による追視反応は評価可能であった. PL法, OKN法, STYCAR法を組み合わせることで, 1例を除き視力の推定が可能であった. 術前および術後にEDVAを行った5例を検討すると, EDVAによる発達評点と既存の発達評価法による発達年齢は同傾向の推移を示したが, 発達年齢の変化に比してEDVAの発達評点が大きく改善する症例もあった. EDVAによる発達評点と視力との関連性は明らかでなかった.【結論】EDVAを含めた認知機能検査は重度発達遅滞を伴う難治性てんかん児に対して有効な認知機能評価法であり, 外科治療前後で比較を行うことにより術後早期にみられる微細な認知面での変化を捉えることができる.}, pages = {22--31}, title = {乳幼児難治性てんかんの外科治療前後における視覚認知機能からみた発達評価}, volume = {123}, year = {2009} }