@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010816, author = {土田, 恵美子}, issue = {3}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Mar}, note = {前立腺癌はPSA検診の普及と生活習慣の欧米化により近年急速に患者数が増加し, 早期に発見される機会が増えた. 局所限局前立腺癌に対する根治性の高い治療として, 本邦でも2003年から放射性ヨウ素による密封小線源永久挿入療法が施行され, 急速に普及している. 本治療は前立腺内に癌が限局している可能性が高い低リスク群 (T1-T2a かつGS: 2-6 かつPSA: 10ng/ml 未満) を最もよい適応とする. PSA非再発率は前立腺全摘術と同等, 性機能温存率は手術より高いと報告されている. 腰椎麻酔または全身麻酔下で1×5mm弱大のチタン製カプセルに密封された小さな線源を, 経直腸超音波やX線透視ガイド下で経会陰的に前立腺に挿入する. 患者は術後1日間は脱落線源の管理のためRI管理区域の病室に入室するが, 3日間程度の入院で終了する. 線源から離れると急峻に線量が低下するため, 適切に線源が配置されていれば正常組織への有害事象の発生率は低く抑えられる. 実際にはアプリケーター針挿入時の前立腺の移動や出血, 浮腫による線源の移動, 脱落などが生じうるため, 治療計画, 線源挿入の過程とも習熟を要求されるが, 局所限局前立腺癌では優れた治療といえる. I-125は平均エネルギーが低く, 周囲への放射線被ばくは極めて少ないが, 1年以内に死亡した場合は前立腺ごと摘出する必要がある. 本治療に携わる医療者は放射線の安全管理ガイドラインを十分に理解するとともに, 患者と家族への適切な指導を行う必要がある.}, pages = {103--106}, title = {1 放射性ヨウ素I-125 シード線源による前立腺癌密封小線源永久挿入療法(超高精度放射線治療の進歩,第640回新潟医学会)}, volume = {123}, year = {2009} }