@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010711, author = {山村, 健介}, issue = {6}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jun}, note = {近年の我が国の社会経済構造等の変化に伴い「食」に関する様々な問題が顕在化しているが, 歯学的な観点からこれらの問題を考えると, 内含している問題点がライフステージにより異なる. 高齢者においては平均寿命の延伸に伴い咀嚼・嚥下機能に障害を持つ要介護者が増加してきたことと, 歯の喪失を予防する歯科保健対策が不十分であったことに起因する高い歯の喪失率による咀嚼能力の低下が問題である. 一方歯科保健対策の効果が現れてきた若年~壮年者においては, 日常生活における食のプライオリティの低下と, 食事の軟食化に伴う咀嚼回数の減少が問題である. 歯科医療を通して高齢者の咀嚼機能を保持することは, 食を介して全身の健康を維持するとともに, 健康感や生活の満足感を通じて生活の質を向上させ, 健康寿命を延ばすことに繋がる. また食育を推進するとともに, 良く噛んで味わい食事を楽しむ重要性を若い世代に認識させる啓発活動を行うことは, 健全な食生活の実践を通じて生活の質を向上させ, 健康寿命を延ばすことに繋がる.}, pages = {281--284}, title = {4 歯学の観点から(食と健康をめぐる諸問題,第635回新潟医学会)}, volume = {123}, year = {2009} }