@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010555, author = {山本, 正治}, issue = {11}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Nov}, note = {2009 (平成21) 年3月, 新潟大学を定年退職するに当たり, 教員として在職した41年間の教育・研究・管理運営面での主な出来事をまとめた. 1968 (昭和43) 年5月, 本学を卒業したが, 大学紛争で国内が混乱していたので渡米し, ボストン大学で予防医学や疫学の教育と社会人教育を受けた. その後テキサス大学公衆衛生大学院に転じ, 公衆衛生学の基礎を学ぶと同時に, 「小グル-プ学習」, 「問題解決型授業」 (PBL) 等を体験した. これらの体験がその後, 衛生学の教授としての教育・研究, 医学部長としての管理運営に多大な影響を与えた. 研究は新潟に多発した胆道がん (胆嚢がんと肝外胆管がん) の成因研究をライフワークとして行い, 疑わしい農薬の使用自粛に追い込んだ. また過去17年間にわたり本症死亡率が高いチリ及びハンガリーで症例対照研究, 遺伝的疾病感受性の国際比較研究を行った. 自己点検・自己評価として, 教育面では予防医学の重要性を教育できたこと. 研究面では胆嚢がん死亡率の減少, 自然史解明に寄与できたこと. 管理運営面では本学部の部局化を終えた後, 法人化へのソフトランディングを医学部長退任の2006 (平成18) 年1月までに達成できたと考えている. 今後は飛躍の テイクオフをする時期である. 特に2010 (平成22) 年には国立大学法人の評価が下されるが, 本学医学部が高い外部評価を得て更なる発展を遂げるためには, 医師国家試験合格率, 大学院定員充足率, 科学研究費等の外部資金獲得額等, 数値で示される項目を侮ってはいけないと思料する.}, pages = {543--551}, title = {予防をめざした41年間の歩み : 最終講義}, volume = {123}, year = {2009} }