@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010501, author = {小海, 秀央}, issue = {1}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jan}, note = {生体の中でNKT細胞が最も多く存在する臓器は肝臓である. マウス実験モデルにおいて, 急性肝障害の病態形成にNKT細胞が関与していることが明らかになってきた. しかし, 慢性の肝障害において, NKT細胞がどのように変化し, またその病態にどのように関与しているかは明らかでない. 本研究では, マウスに四塩化炭素を投与して慢性の肝障害・肝硬変を発症させ, その発症過程および回復過程でのNKT細胞の解析を行った. 四塩化炭素により肝硬変が誘導される過程において, 肝NKT細胞の選択的な減少とともに肝細胞上のCD1dの発現低下が見られた. 四塩化炭素投与中止により, 肝硬変から回復する過程では, 減少していた肝NKT細胞数は正常レベルまで回復し, 肝細胞上のCD1dの発現も正常レベルに戻った. 四塩化炭素によって肝細胞が傷害を受け, NKT細胞の分化・維持に必須の分子であるCD1d分子の肝細胞上での発現が低下し, その結果, 肝NⅨT細胞が選択的に減少することが示唆された.}, pages = {29--37}, title = {慢性肝障害における肝NKT細胞の動態}, volume = {124}, year = {2010} }