@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010500, author = {野崎, 洋明}, issue = {1}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jan}, note = {High temperature requirement protein A1 (HtrA1) はセリンプロテアーゼ活性を持つHtrAファミリータンパクの一員である. HtrA1は bone morphogenetic protein (BMP)-2及びBMP-4シグナル伝達を抑制するが, その機序は不明である. 筆者は, HtrA1がBMP-2/4前駆体を切断し, そのシグナル伝達を阻害するという仮説をたて, これを検証した. 培養細胞系を用い, HtrA1存在下でのBMP-2/4の量を検討した. さらに, 細胞混合アッセイを用い, その作用する場を検討した. また, 細胞内において, HtrA1由来のBMP-2/4前駆体の断片を検出した. 結果として, HtrA1存在下では, 培養液中の成熟型BMP-2/4の量が減少し, この効果はHtrA1とBMP-2/4前駆体が同一の細胞内に存在するときにのみ認められた. さらに, 小胞体において, HtrA1がBMP-2/4前駆体のC末端を切断することを示した. 成熟型BMP-2/4はBMP-2/4前駆体がゴルジ装置以降でfurinによるプロセッシングを受けて産生されるが, 本論文は, HtrA1がfurinによるプロセッシングに先行して小胞体でBMP-2/4前駆体を切断し, 成熟型BMP-2/4の量を減少させることで, そのシグナル伝達を阻害することを示した.}, pages = {16--28}, title = {High Temperature Requirement Protein A1による Bone Morphogenetic Protein-2/4シグナル伝達の阻害機序}, volume = {124}, year = {2010} }