@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010496, author = {山崎, 哲 and 竹内, 裕 and 田代, 敦志 and 五十嵐, 善之}, issue = {1}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jan}, note = {新潟市意思診療センターは, 市民がいつでも安心して医療サ-ビスを受けられるよう, 夜間および休日における救急医療体制を確保することを目的とし, 平日夜間, 土曜午後・夜間, 休日24時間の内科・小児科診療を行っており, 全国的にも誇れる新潟市救急医療体制の一次診療を担っている. 開設に際しては行政と医師会が協力して体制作りを行い, 昭和48年, 新潟市医師会の設置運営で当時の新潟市西保健所で診療が開始された. その後, 白山浦の新潟市総合保健センター内に移転し, 平成12年からは, 新潟市の公設・新潟市医師会の委託運営となり, 現在に至っている. 診療日・診療時間については, 開設当初は日曜・祝日の日中のみで始まったものが徐々に拡大され, 平成20年度から休日については完全な24時間体制となっている. 出務人員は, 通常は内科・小児科医が各1名, 看護師2名, 薬剤師1名, 事務員2名だが, 連休や年末年始などの繁忙期にはスタッフを増員して対応している. 近年の受診患者数は, 小児科が年間約2万人, 内科が約1万5千人で, 年間3万5千人を超える. 患者の年齢層は, 幼児が年間約1万4千人で最も多く, 16~45歳が約1万人でこれに次ぐ. 診療科別の受診時間帯については, 小児科の準夜帯 (午後7時~深夜0時) での受診者が最も多く, 1万人を超えており, 小児科の日勤帯 (午前9時-午後7時) での受診が約8千人でこれに次ぐ. ここ数年, 内科受診者はどの年齢層・いずれの時間帯でも増加傾向にある. 受診者の居住地は旧新潟市内が多く, 平成17年度, 18年度は全体の約80%を占めていたが, 平成19年度には76%と若干減少し, 旧新潟市外や新潟市周辺の地域からの受診が増加している. 今後, 急患診療センターは, 平成21年4月に旧新潟市民病院・救命救急センター跡 (紫竹山) へ移転する予定である. 移転先はバイパスのインターチェンジから近く, 交通アクセスの利便性が向上する. また, 駐車場スペースの十分な確保や, 休日診療科の拡大についても検討されており, より広く住民の期待に応えられるようになる. しかし, 利便性が向上する一方で, 受診者が急増し, 医療従事者に過度の負担がかかる可能性もある. センターが円滑に機能するためには, 医療関係者と行政が協力し救急医療体制を支え, 適正な医療受診についての理解・協力が得られるよう, 地域住民に対して働きかけていくことが必要である.}, pages = {3--8}, title = {2 新潟市急患診療センターの稼働状況と今後の展望(新潟市救急医療体制の現状と課題 : それぞれの立場から,第642回新潟医学会)}, volume = {124}, year = {2010} }