@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010477, author = {大瀧, 啓太}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {生物学的製剤は, 自己免疫疾患の治療に大きなパラダイムシフトを起こしつつあり, 他の疾患にもその有用性がいくつか報告されてきている. その中でも, IL-1は様々な炎症の中心的役割を担うサイトカインの一つであり, IL-1を阻害する生物学的製剤は, 幅広い疾患に有効性を示す可能性がある. 今回, 私は, IL-1受容体タイプII (IL-1RII) -IgFcとIL-1受容体アクセサリー蛋白 (IL-1Racp)-IgFcのヘテロダイマーを作成し, そのIL-1阻害作用を検討した. pCAGGSプラスミドベクターにIL-1RII-IgFcとIL-1Racp-IgFcをそれぞれ挿入したものを作成し, Cos7培養細胞に遺伝子導入して得られた培養上清を用いてIL-1阻害作用を検討した. IL-1阻害作用は, NRK49F培養細胞にIL-1αとそれぞれのCos7培養上清を添加し, そのMCP-1の遺伝子発現の変化を定量的RT-PCRで測定し, 判定した. IL-1阻害作用は, それぞれのホモダイマーではあまりみられず, ヘテロダイマーだけに非常に強いIL-1阻害作用がみられた. その作用は, 現在海外で市販されはじめたアナキンラの約10000倍強力であり, 新しい生物学的製剤として期待できると考えられた.}, pages = {65--75}, title = {ラットIL-1受容体-IgへテロダイマーによるIL-1阻害作用の検討}, volume = {124}, year = {2010} }