@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010405, author = {井口, 英幸 and 小林, 新 and 尾山, 真理 and 土屋, 康雄 and 中村, 和利}, issue = {5}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {May}, note = {身長は学童の成長を反映する重要な指標であり, その関連要因を明らかにすることは学校保健の観点から重要である. 先行研究により, いくつかの食品の摂取量が学童の身長を規定する要因の一つであることが示唆されている. 本研究は, 1) 新潟県内における学童の身長に地域差があるかどうか, 2) 各食品の消費量と身長とに相関がみられるかどうか, を明らかにすることを目的とした. 本研究は記述疫学研究である地域相関研究のデザインを用いた. 2003年 (平成15年) における新潟県内の85市町村の中学3年生および小学6年生の平均身長のデータを分析対象とした. 各市町村の食品消費金額は1999年度消費実態調査より得た. 各集団の平均身長 (標準偏差) は, 中学3年生男子で166.3cm (0.8cm), 中学3年生女子で157.1cm (0.7cm), 小学6年生男子で146.1cm (0.8cm), 小学6年生女子で147.6cm (0.8cm) であった. 各市町村の平均身長の分布を地図上に記述した結果, 中学3年男子, 中学3年女子, 小学6年女子において, 山間部で身長が低い傾向にあった. 食品消費金額と身長の相関分析の結果, 魚介類の消費金額と中学3年男子の身長に有意な相関 (r =0.553, P =0.002) が見られた. 新潟県内の学童の身長には地域差があり, それを規定する要因として魚介類の摂取が関連していることが示唆された. 今後は, よりよいデザインの記述疫学的研究や分析疫学的研究を行う必要がある.}, pages = {287--291}, title = {新潟県の学童の身長に関する地域相関研究}, volume = {124}, year = {2010} }