@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010282, author = {沼野, 藤人 and 鈴木, 博 and 星名, 哲 and 長谷川, 聡 and 内山, 聖 and 高橋, 昌 and 渡辺, 弘}, issue = {10}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Oct}, note = {症例は1歳7ヶ月の男児. 主訴は浮腫. 在胎中に先天性完全房室ブロックと胎児水腫と診断され, 出生日に開胸下で永久ペースメーカーを植え込まれた (VVI, リードは右室前壁). その後順調に経過していたが, 1歳7ヶ月時に浮腫を認め, 当科に入院した. 胸部エックス線写真で心胸郭比69%, 心エコーで左室拡張末期径42.1mm (139% of normal), 左室駆出率27%, BNP 901 pg/ml と拡張型心筋症様であった. 心電図はペーシング調律で心拍数120/分, QRS時間136 msecond, 左脚ブロックであった. 保存的治療で改善せず, 1歳8ヶ月時に開胸下に心再同期療法を施行された. 術中経食道心エコーによる他のペーシング法との比較で最も有効と判断された. 右室リードは既存のものを利用され, 新たに心室を左心耳に, 左室リードを心尖部側壁に装着された. 心再同期療法後1年で症状はなく, 胸部レントゲンで心胸郭比60%心エコーで左室拡張末期径34.1mm (109% of Normal) 左室駆出率71.2% BNP16.7pg/ml と著明に改善した. 先天性完全房室ブロックの右室ペーシング後の重症心不全に, 心再同期療法は有効な治療と考えられた.}, pages = {570--575}, title = {心再同期療法への upgrade が著効した先天性完全房室ブロックの幼児例}, volume = {124}, year = {2010} }