@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010178, author = {池亀, 央嗣 and 岩渕, 三哉 and 渡辺, 徹 and 濁川, 慎吾 and 渡辺, 友子 and 佐川, 圭吾}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {ヒトの正常直腸粘膜に分布する内分泌細胞の種類と頻度の特徴について, 外科的切除直腸5例を用いて免疫組織化学的に検討し, 直腸カルチノイド腫瘍の発生との関係を考察した. 正常直腸粘膜にはserotonin細胞, GLP-1細胞, PYY細胞が同程度に多く, 次いでglicentin細胞, GIP細胞が多く, somatostatin細胞, PP細胞は少数であった. chromogranin A陽性内分泌細胞およびホルモン陽性内分泌細胞は, S状結腸から直腸に向かって増加し, 直腸のなかでは腹膜反転部から下部直腸の上部に高密度に分布していた. 内分泌細胞が腹膜反転部から下部直腸の上部に高密度に分布していることが, 直腸カルチノイド腫瘍が腹膜反転部から下部直腸の上部に好発する要因のひとつである可能性が考えられた. 正常直腸粘膜に分布する内分泌細胞と直腸カルチノイド腫瘍に出現する内分泌細胞では, その種類と頻度に明らかな乖離があることから, 直腸カルチノイド腫瘍の発生と発育, 細胞分化の過程には, 多くの場合にPPやPYY, glicentin細胞の増殖, 腫瘍化およびこれらのホルモン産生への細胞分化に関わる因子や病態が関与している可能性が示唆された.}, pages = {75--84}, title = {正常直腸にみられる内分泌細胞の種類と頻度 : カルチノイド腫瘍の発生との関係}, volume = {125}, year = {2011} }