2024-03-28T13:37:15Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010948
2022-12-15T03:44:29Z
453:456
471:537:538:985
Immunohistochemical Study for Isolated Tumor Cell (ITC) of Lymph Node in Intramucosal Colorectal Carcinoma
大腸粘膜内癌のリンパ節ITC(isolsted tumor cell)の免疫組織学的検討
大腸粘膜内癌のリンパ節ITC(isolsted tumor cell)の免疫組織学的検討
松澤, 岳晃
74607
大腸粘膜内癌
ITC
リンパ節転移
免疫染色
蔟出
大腸粘膜内癌にはリンパ節転移例の報告はなく, 大腸粘膜内癌にはリンパ節転移能がないと考えられてきた. しかし従来の大腸粘膜内癌リンパ節転移に関する検索は, HE染色標本のみを元に行われたものであり, 免疫組織学的に同定されるりンパ節微小転移(isolated tumor cell: ITC)の有無については検討されていない. 本研究は, リンパ節郭清を伴う外科切除が施行され, 病変の全割切片による組織学的検索が行われた大腸粘膜内癌36例を対象に, 上皮性サイトケラチンCAM5.2免疫染色によりリンパ節ITCを検索し, ITCと原発巣粘膜内癌の組織学的因子との関連を検討した. 原発巣大腸粘膜内癌は全例が分化型(高分化・中分化)腺癌で, リンパ管侵襲・静脈侵襲, 蔟出のリンパ節転移リスク因子は陰性であり, 対象とした557個のリンパ節全てにITCは認められなかった. 以上のことから, 大腸粘膜内癌では免疫組織学的に同定されるITCすら存在せず, リンパ節転移能のない癌である可能性が高いことが再確認された. 大腸粘膜内癌では, 原発巣にリンパ節転移形成過程の第一段階である蔟出形成がなく, そのことがリンパ節転移が生じない主要因として推定された.
departmental bulletin paper
新潟医学会
2008-11
application/pdf
新潟医学会雑誌
11
122
619
625
新潟医学会雑誌
AN00182415
00290440
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jpn