2024-03-28T10:49:51Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010178
2022-12-15T03:43:57Z
453:456
471:537:538:958
Immunohistochemical Study of Kinds and Distribution of Endocrine Cells in the Human Rectum : Relation to Histogenesis of Carcinoid Tumors of the Rectum
正常直腸にみられる内分泌細胞の種類と頻度 : カルチノイド腫瘍の発生との関係
正常直腸にみられる内分泌細胞の種類と頻度 : カルチノイド腫瘍の発生との関係
池亀, 央嗣
70084
岩渕, 三哉
70085
渡辺, 徹
70086
濁川, 慎吾
70087
渡辺, 友子
70088
佐川, 圭吾
70089
内分泌細胞
直腸
カルチノイド腫瘍
ヒトの正常直腸粘膜に分布する内分泌細胞の種類と頻度の特徴について, 外科的切除直腸5例を用いて免疫組織化学的に検討し, 直腸カルチノイド腫瘍の発生との関係を考察した. 正常直腸粘膜にはserotonin細胞, GLP-1細胞, PYY細胞が同程度に多く, 次いでglicentin細胞, GIP細胞が多く, somatostatin細胞, PP細胞は少数であった. chromogranin A陽性内分泌細胞およびホルモン陽性内分泌細胞は, S状結腸から直腸に向かって増加し, 直腸のなかでは腹膜反転部から下部直腸の上部に高密度に分布していた. 内分泌細胞が腹膜反転部から下部直腸の上部に高密度に分布していることが, 直腸カルチノイド腫瘍が腹膜反転部から下部直腸の上部に好発する要因のひとつである可能性が考えられた. 正常直腸粘膜に分布する内分泌細胞と直腸カルチノイド腫瘍に出現する内分泌細胞では, その種類と頻度に明らかな乖離があることから, 直腸カルチノイド腫瘍の発生と発育, 細胞分化の過程には, 多くの場合にPPやPYY, glicentin細胞の増殖, 腫瘍化およびこれらのホルモン産生への細胞分化に関わる因子や病態が関与している可能性が示唆された.
departmental bulletin paper
新潟医学会
2011-02
application/pdf
新潟医学会雑誌
2
125
75
84
新潟医学会雑誌
AN00182415
00290440
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