2024-03-29T07:37:34Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008317
2022-12-15T03:42:40Z
453:456
471:537:538:889
Two Cases of Chylous Leakage after Axillary Lymphnode Dissection in Breast Cancer Patients
乳癌術後に乳糜漏をきたした2例
乳癌術後に乳糜漏をきたした2例
渡邊, 直純
58302
榎本, 剛彦
58303
峠, 弘治
58304
臼井, 賢司
58305
田村, 博史
58306
林, 達彦
58307
乳癌
腋窩リンパ節郭清
乳糜漏
乳癌術後に乳糜漏をきたし, 保存的治療にて軽快した2例を経験したので報告する. 症例1は83歳, 女性. 左乳癌の診断にて左乳房切除術, 腋窩リンパ節郭清術を施行した. 第1病日よりドレーンの排液が乳白色となった. 排液のトリグリセリドが高値であり乳糜漏と診断した. 禁食にて一時的に乳白色ではなくなったが, 食事開始にて再び乳白色となった. 第16病日から経口摂取を継続したままオクレオチドを皮下注射した. 開始後4日目よりドレーンの排液は乳白色ではなくなり, 排液量も減少し, ドレーンを抜去した. 症例2は62歳, 女性. 右乳癌, 乳房部分切除術後で腋窩リンパ節郭清術を施行した. 第1病日よりドレーンの排液が乳白色となった. 排液のトリグリセリドが高値であり乳糜漏と診断した. 第4病日のドレーンの排液は乳白色のままであったが, 排液量は少なくドレーンを抜去した. 乳癌術後の乳糜漏は稀ではあるが, 乳癌術後でも乳糜漏が起こり得ることも念頭におき, 治療をする必要があると思われる.
departmental bulletin paper
新潟医学会
2017-03
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新潟医学会雑誌
3
131
173
179
新潟医学会雑誌
AN00182415
00290440
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