2024-03-28T12:03:18Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00013213
2022-12-15T03:45:46Z
453:456
471:537:538:1041
腹腔鏡下副腎摘出術後に発生したポート部嵌頓ヘルニアの1例
腹腔鏡下副腎摘出術後に発生したポート部嵌頓ヘルニアの1例
Port Site Hernia After Laparoscopic Adrenalectomy : Report of a Case
佐藤, 大輔
若井, 俊文
白井, 良夫
横山, 直行
畠山, 勝義
内藤, 雅晃
腹腔鏡下副腎摘出術後に発生したポート部嵌頓ヘルニアの1例を経験した.ポート部ヘルニアの原因を考察する際に示唆に富む症例と考えられたので報告する.症例は60歳男性.右副腎腫瘍に対し,腹腔鏡下副腎摘出術が施行された.標本摘出の際,右上腹部の12mmポート挿入部を20mmに関大(extension)し,腹直筋前鞘のみを2-0 VICRYL^<[○!R]>4針にて縫合閉鎖した.術後3病日目にポート部嵌頓ヘルニアが発生し,緊急手術を施行した.右上腹部のポート挿入部において腹直筋前鞘は離開し,同部位に小腸の嵌頓を認めた.嵌頓腸管を腹腔内に還納後,腹直筋前鞘・後鞘および腹膜を一括して縫合閉鎖した.術後6ヶ月の経過でヘルニアの再発は見られない.自験例の経験および文献的考察から,標本摘出時にポート挿入部を開大した場合にはポート部ヘルニア発生の可能性があり,創の縫合閉鎖を慎重に行うべきと考えられる.
新潟医学会
2004-03
jpn
departmental bulletin paper
http://hdl.handle.net/10191/2892
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/13213
AN00182415
00290440
新潟医学会雑誌
新潟医学会雑誌
118
3
162
164
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/13213/files/KJ00004351505.pdf
application/pdf
1.6 MB
2019-08-07