2024-03-29T07:52:27Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00012878
2022-12-15T03:45:34Z
453:456
471:537:538:1034
LPS誘導性急性肺障害に対する塩酸オルプリノンの肺障害軽減効果
LPS誘導性急性肺障害に対する塩酸オルプリノンの肺障害軽減効果
Olprinone Ameliorates Endotoxin-Induced Acute Lung Injury in Rat
クタブ, ムハマド ナデイーム
土田, 正則
竹久保, 賢
斎藤, 正幸
林, 純一
急性肺障害
ホスホジエステラーゼ阻害薬
肺胞マクロファージ
インターロイキン10
エンドトキシンであるリポ多糖体(LPS)をラットに投与しARDSの動物モデルを作成した.このモデルでは肺への好中球の集積と炎症性サイトカイン上昇が認められたが,LPS投与前にホスホジエステラーゼIII阻害薬である塩酸オルプリノンを腹腔内投与することで肺障害の軽減が認められた.LPS投与群に比較して,組織学的には肺胞内への好中球集積が軽減し,血清サイトカイン測定では炎症性サイトカインであるTNFα,IL-6の低下と抗炎症性サイトカインであるIL-10の増加を認めた.肺胞マクロファージを分離,培養し培養上清中のサイトカインを測定したところ,塩酸オルプリノン投与群でIL-10が増加し,TNFα,IL-6が減少していた.以上から肺障害の軽減機序の機序として肺胞マクロファージからのIL-10分泌増加を介した抗炎症作用が考えられた.塩酸オルプリノンは重症患者における循環作動薬としてのみならず,抗炎症作用を介した肺障害の予防効果が期待できると考えられる.
新潟医学会
2004-10
jpn
departmental bulletin paper
http://hdl.handle.net/10191/3682
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/12878
AN00182415
00290440
新潟医学会雑誌
新潟医学会雑誌
118
10
507
514
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/12878/files/KJ00004258578.pdf
application/pdf
2.0 MB
2019-08-07