2024-03-28T13:48:35Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00012291
2022-12-15T03:45:15Z
453:456
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興奮毒性におけるNMDA型受容体の関与
興奮毒性におけるNMDA型受容体の関与
The Role of NMDA Receptor Epsilon Subunits in Excitotoxicity
夏目, 里恵
阿部, 学
菅井, 智昭
葉山, 文恵
崎村, 建司
グルタミン酸受容体チャネル
ノックアウトマウス
興奮毒性
カイニン酸
神経細胞死
グルタミン酸興奮毒性は,脳虚血やてんかんなどの急性疾患ばかりでなく,長い過程を経る神経変性疾患による神経細胞死の原因としても注目されている.グルタミン酸受容体チャネルは,興奮毒性発現機序において中心的な役割を果たしていると考えられてきた.とりわけ,高いCaイオンの透過性を持つNMDA型グルタミン酸受容体はその鍵を握る分子として注目されてきた.この受容体の機能特性を決定する4種類のGluRεサブユニットノックアウトマウスを用いて,カイニン酸急性毒性におけるNMDA型受容体の関与を検証した.その結果,GluRε1サブユニットがカイニン酸による興奮毒性発現に最も重要な役割を果たしていることが明らかになった.さらに,小脳顆粒細胞に有意に発現するGluRε3や幼者期に主な発現があるGluRε4にも毒性発現への影響力が有ることから,NMDA型受容体は様々な機序で興奮毒性に関与していることが示唆された.
新潟医学会
2005-12
jpn
departmental bulletin paper
http://hdl.handle.net/10191/4437
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/12291
AN00182415
00290440
新潟医学会雑誌
新潟医学会雑誌
119
12
730
734
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/12291/files/KJ00004348547.pdf
application/pdf
1.5 MB
2019-08-07