2024-03-28T07:19:56Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00011630
2022-12-15T03:44:51Z
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短期海外滞在前後の生理学,血液生化学的検査値の変動
短期海外滞在前後の生理学,血液生化学的検査値の変動
Changes in Physiological, Hematological and Blood Chemical Values Before and After a Short-Term Stay in Hawaii
中村, 隆人
高橋, 駿介
尾山, 真理
土屋, 康雄
中村, 和利
斉藤, トシ子
鈴木, 栄一
本文データは学協会の許諾に基づきCiNiiから複製したものである
時差ぼけ
食生活
生理学的検査値
血液・生化学的検査値
変動
ハワイ大学での医学研修実習の機会を利用して短期海外滞在による時差ぼけや食生活の変化が生体に及ぼす影響を明らかにするため,出国前3日から帰国後3日にわたり生理学的,血液生化学的検査値の変動を調べた.22歳の男子医学生2名を対象に,ハワイへの出発3日前より血圧,脈拍数,体温の測定(2回/日,日本時間で8:00,15:00)を開始し,帰国後3日まで継続した.また,ハワイ滞在中は8:00と日本との時差19時間を考慮して20:00に測定を行った.血液生化学検査と体重測定は,出国前と帰国後の2回行い,比較した.ハワイ滞在中は食事調査も行った.血圧,脈拍数,体温はハワイ到着後上昇し,その後徐々に下降する傾向を示した.しかし,その変動は個人によって異なり,さらに得られた結果のほとんどは日本で得られた値の変動幅の範囲内であった.出国前と帰国後の血液生化学的検査値は対象によって変動項目が異なっていた.2人共通に10%以上の変動が見られたものは,間接ビリルビン(上昇)と,CPK,リン脂質,無機リン(低下)であった.しかし,これらのほとんどは個人の生理的変動の範囲内にあった.また,出国前と帰国後ではいずれの対象においても体重変動は見られなかった.なお,ハワイで摂取したカロリー数は2329〜3821Kcal/dayであった.短期海外滞在による生理学的,血液生化学的検査値への影響は小さいことが示された.
新潟医学会
2007-06
jpn
departmental bulletin paper
http://hdl.handle.net/10191/32700
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/11630
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006483815
AN00182415
00290440
新潟医学会雑誌
新潟医学会雑誌
121
6
351
359
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/11630/files/110006483815.pdf
application/pdf
602.2 kB
2019-08-07