2024-03-29T08:13:41Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010869
2022-12-15T03:44:24Z
453:456
471:537:538:983
乳腺腺様嚢胞癌の1例
乳腺腺様嚢胞癌の1例
A Case of Adenoid Cystic Carcinoma in the Breast
植木, 匡
乳癌
腺様嚢胞癌
症例は51歳女性. 平成19年2月に痛みを伴う乳腺腫瘤を自覚した. 5月に来院するも腫瘤が7mm大と小さく, 画像上不明瞭なため経過観察となった. 11月に再診し, 右乳房A領域に弾性硬の腫瘤を触知した. マンモグラブイ検査にて14×10×8mm大の微細鋸歯状の辺縁をもつ楕円形の腫瘤を認めた. 超音波検査では, 17×14×12mm大の多角形で等エコーレベルの腫瘤であった. 生検により腺様嚢胞癌の診断を得て, 翌月にlevel Iの腋窩リンパ節郭清を伴う乳房部分切除術を施行した. 病理検査所見では, 癌細胞が篩状様構造からなる胞巣を形成し, 脈管侵襲とリンパ節転移はなかった. ホルモンレセプターはエストロゲンレセプター (-)・プロゲステロンレセプター (±) で, c-erbB-2も陰性であった. 術後補助療法は, 残存乳房の照射のみとし, 抗癌剤治療は予定していない. 比較的まれな乳腺腺様嚢胞癌を経験したので報告する.
新潟医学会
2009-01
jpn
departmental bulletin paper
http://hdl.handle.net/10191/28232
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/10869
AN00182415
00290440
新潟医学会雑誌
新潟医学会雑誌
123
1
32
36
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/10869/files/123(1)_32-36.pdf
application/pdf
1.4 MB
2019-08-06