2024-03-29T06:11:10Z
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/oai
oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00010209
2022-12-15T03:44:00Z
453:456
471:537:538:959
総肝動脈神経叢に発生した後腹膜神経鞘腫の1例
総肝動脈神経叢に発生した後腹膜神経鞘腫の1例
A Case of Schwannoma Arising from Nerve Plexus Around the Common Hepatic Artery
鈴木, 晋
青野, 高志
佐藤, 友威
岡田, 貴幸
武藤, 一朗
長谷川, 正樹
神経鞘腫
後腹膜腫瘍
総肝動脈神経叢
症例は55歳, 男性. 検診異常で近医受診し, CTで腹腔肉腫瘤認められたため, 精査・加療目的に紹介された. CTでは肝門部に4.5cm大の境界明瞭な低吸収域を示す腫瘤を認め, 後期相でまだら状の淡い造影効果を認めた. MRI検査ではT1強調像にて低信号, T2強調像で高信号の腫瘤として認められた. 以上の所見より, 後腹膜由来の神経原性腫瘍を疑い開腹手術施行した. 腫瘍は4.5cm大で, 黄白色調の充実性の腫瘍であった. 総肝動脈との間に強い癒着を認め, 総肝動脈沿いの神経叢を切離しながら腫瘍を摘出した. 病理結果は良性の神経鞘腫であり, 手術所見とあわせて, 総肝動脈神経叢由来の神経鞘腫と診断した. 総肝動脈または腹腔動脈神経叢より発生した神経鞘腫は非常にまれであり, これまで11例報告されているのみである. 報告例では悪性例はないが, 画像所見のみで良性か悪性かを判断することは困難であり, 診断的治療である外科的切除が推奨される.
新潟医学会
2011-01
jpn
departmental bulletin paper
http://hdl.handle.net/10191/28954
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/10209
AN00182415
00290440
新潟医学会雑誌
新潟医学会雑誌
125
1
41
46
https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/10209/files/125(1)_41-46.pdf
application/pdf
2.5 MB
2019-08-06